クアルソディは脊髄を取り囲む髄腔というスペースに注射をする(髄腔内投与)ことで脳や脊髄に直接薬剤が行きわたるようにします。
髄腔内投与は必要な場所にお薬が直接届くため、からだの他の部分への 影響が少ないと考えられています。
クアルソディの成分が安定してはたらくために必要なタイミングで投与スケジュールが設定されています。
負荷投与では2週間ごと、維持投与には4週間ごとの治療になります。
4週間ごとの間隔を維持するため、右のように月に2回の治療になることがあります。
できる限りスケジュール通りの治療が受けられるよう、曜日や治療タイミングの設定について、主治医と相談しましょう。
髄腔内投与では、骨に針を刺すのではなく、腰にある腰椎の骨と骨の隙間に針を刺し、下にある空間(髄腔)に注射を行う腰椎穿刺という方法を用います。
クアルソディの投与は、ALSの診断や治療に精通し、投与手技に習熟した医師が行います。投与は最短で15分程度で終わりますが、体型や状況により異なります。
腰椎穿刺は、クアルソディの投与だけに行われる特別なものではなく、検査や治療、麻酔などで行われている実績のある手技です。
わからないことや心配なことは主治医に相談し、不安を解消していきましょう
注射の痛みや不安に対して鎮痛剤や鎮静剤などが用いられることがありますので、主治医にご相談ください。できる限り不安や苦痛を取り除けるよう、投与中にも医療スタッフが都度お声がけしていきますが、不安や苦痛がありましたらいつでもお知らせください。
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